久賀島のすばらしさを発信したい。

久賀島ブログを配信する坂谷伸子さんから寄稿いただきました。若松島生まれ。五島市の観光ガイドとして活躍されています。

久賀島は美しい

五島列島の若松島で私は生まれ、中学生までを過ごしました。小中学校まで約50分の徒歩通学でしたが、四季折々の風景が素晴らしく飽きることはありませんでした。楽しい思い出ばかりが残っています。

そんな私が久賀島に越してきたのは、39年ほど前のことです。車で島中を案内してもらい、また小舟で海からも見て回りました。そして思いました。「久賀島は美しい」と。若松島も、とても奇麗でしたが、ここ久賀島は又違った魅力がありました。春の山の、まさに「山笑ふ」若葉の色、田植えが終わり青田を風が吹き渡り、稲がそよぐ清々しい風景。稲刈りの時には、島の子どもたちは、真っ黒になりながら手伝いをしていました。春夏秋冬、どの季節も久賀島ならではの風景に出会い、人々の優しさに触れ、あちこち歩き回るのが私の趣味となりました。

その中で、久賀島の歴史や民話などを知る機会に恵まれ、もっと歴史を知りたいと思い、当時の福江市の歴史講座に通い始めました。それと同時に、地域の皆さまのところへ出向いてお話を聞き、記録に残し写真を撮り続けました。地域の皆さんは、とても親切に教えてくださいました。

久賀島は、こんなに素晴らしい島ですよ。

福江島の人から、「久賀島ってどこにあるの」と聞かれたことをきっかけに、NHKの「とれたてマイビデオ」という番組にビデオを送り続け放映してもらいました。「久賀島は、こんなに素晴らしい島ですよ」と発信したかったからです。沢山、放映していただき感謝しています。現在は、「久賀島ブログ」で、久賀島をご紹介しています。若松島は故郷には変わりありませんが、今住んでいるこの久賀島が今では私の故郷となりました。久賀島を知っていただきたい、久賀島を直にご覧いただきたい。その思いでブログ発信と、久賀島や奈留島のガイドをさせていただいています。

できないと嘆くよりも、できることを楽しもう。

時には「不便でしょう。何もできないのではないですか」と言われます。いえいえ、違いますよ。便利ということにおいては都会にはかないません。でも慣れると不便もたいしたことではありません。そして都会ではできないことが島ではできることがあります。と言うよりは、島だからこそできることが沢山あります。私の信条は「できないと嘆くよりも、できることを楽しもう」です。面白い久賀島へ、皆様いらっしゃって一緒に楽しみませんか。そして「久賀島宣伝隊」の一員になっていただけないでしょうか。皆様のお越しを、首を長くしてお待ちしています。

久賀島ブログより

 

久賀島は、長崎県五島列島にある馬蹄形の美しい島です。 やぶ椿が島中に繁茂し、季節になると凛とした美しい花を咲かせ 島中を赤く彩ります。 一夜にして沈んだといわれる高麗島伝説や鬼伝説など、 伝説・伝承 の多い島でもあります。

2018年(平成30年)6月30日、久賀島は集落全体が「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産となりました。1881年(明治14年)に、久賀島の仏教徒の大工さんが建てた旧五輪教会堂や、牢屋の窄殉教記念教会堂、そして島の人たちが手づくりした「島民手造り展望台・折紙展望台」、四季折々変化する美しい風景、そして温かい人情などなど。魅力にあふれた久賀島へ一度いらしてくださいませんか。

久賀島ブログ

http://blog.hisakajima.com/

 

「久賀島椿まつり」のご案内

2月22日(土)・23日(日)今年も久賀島椿まつりを開催します。

人口減でお手伝いの皆さんが減る中、はたして何時までできるのかと心配です。今年は頑張って開催します。

島めぐり(9:40~12:30)

9:40  田ノ浦桟橋集合(福江港から定期船シーガルに乗ると着きます)

料金:大人2,000円 小学生以下1,500円

コース:田ノ浦→浜脇教会堂→牢屋の窄殉教記念教会堂→折紙展望台→旧五輪教会堂→田ノ浦椿林

食事:1,000円

場所:椿の里:山菜おこわ、車エビ、牡蠣、さざえの焼き物、お味噌汁

松井画伯アトリエ訪問(13:00~14:30)

お申込み:久賀島やぶ椿会 坂谷0959-77-2131、090-9598-1107

 

writer :坂谷伸子