重文景追加選定・世界文化遺産登録5周年記念シンポジウムが開催されました!

有意義なディスカッションができました

令和6年1月27日、奈留島離島開発総合センターにて「重要文化的景観追加選定。世界文化遺産登録5周年記念シンポジウム」が開催されました。「重要文化的景観」とは何か、重要文化的景観に選定されている久賀島と奈留島の立場と価値などについて理解を深めるシンポジウムとなりました。後藤明氏による講演「海のグレートジャーニー・日本列島と南太平洋から」は海に親しみのある私たちにとって大変興味深いお話でした。また、文化庁の永井ふみ氏による制度説明は、重要文化的景観(重文景)を守っていくための制度の活用について知ることができました。奈留島と久賀島の地元の方がたによるパネルディスカッションでは、コーディネーターの山田亨氏の討論進行で円滑かつ活発な討議がなされました。話し合いの中で多くの問題提起とその解決法が模索され、私たちの郷土に対する愛着、保全に対する意識を高めてくれる有意義なディスカッションでした。午後は奈留瀬戸ツアー、椿油を利用したバスボム作り、椿の木を利用したバターナイフ作りの3つのワークショップが開かれました。それぞれの参加者が、楽しみながら郷土の景観や椿の特性を知る機会となりました。